足場仮設工事後、外壁調査を行うと、ひび割れ・クラック等を多数確認する事が出来ます。
調査した結果、Uカット処理が必要な場合最低でも5工程の手間がかかります。
Uカット処理時に発生したホコリ等を除去し、下地と使用するコーキングに合った密着性のいいプライマーを塗ります。
プライマー乾燥後に、速やかにコーキング打設を行います。
凹凸をなくす為、圧付け可能なEモルかKモルで補修します。
補修材や塗料にも密着性のあるカチオンで、更に凹凸をぼかす様に補修します。ここまでが下地処理になります。
ひび割れやクラックがある所は水分が浸透しているのがよく分かります。これではRC造だと内部の鉄筋が錆びつき、コンクリートが剥がれ落ちたりします。木造では下地の木が腐ってしまい、下地ごと落下する可能性があります。
調査した結果Uカット処理と、樹脂による注入工事が必要だと判断しました。パラペット下部であった為、落下の恐れがない事を十分に計算したうえで施工しました。
補修工事が完了したら、見落としがないか再度調査を行う必要性があります。忘れたままで上から塗装してしまうと、剥がすのに余計な手間が増えるだけだからです。
地震によるせいか、開口部のドア近辺の下地の劣化がよく目立ちます。
調査結果注入が必要と判断した為、穴あけ作業を行いました。
樹脂を注入し、中にピンを入れて補強します。ここでは検査方法として打診検査を行いました。
躯体のALC目地のコーキングの劣化が著しく、どこから水が漏ってもおかしくない状況なので、早急に処置する事をおすすめします。
コーキングの撤去作業も工程を考えて行います。
コーキングは厚く塗りすぎたり、逆に薄くなりすぎてもいけません。調査時に計算しておく必要があります。
経年劣化によりカラーベストが反り返り外れてしまっていました。
容易な部分補修としてシーリングで抱き合わせて釘で止める方法もあります。
これだけ割れていると、速やかに検討していただく方が良いと思われます。
ただのコーキング処理だけでは長持ちしません。上から塗装し、塗膜で包んであげると効果を保つ事が出来るでしょう。
サイディング目地のコーキングは、特に割れやすくなっていますが、独自で補修するのは避けましょう。種類もたくさんあるので間違った工法で処置をするとかえって逆効果になる場合があります。
建物自体の老朽化により、かなりの損傷を受けています。お客様のご要望により、部分補修する事になりました。
タイル下地のレベリングや強度を計算し、仕様材料を決定しました。
建物のタイルが廃盤になっていたのですが、応急な処置としては十分に効果がありました。
経年劣化により、ポリカを張り替える事にしました。
波板の撤去作業中です。
透明感のあるポリカに変える事になりました。
アクリル板の割れを確認したので、ポリカに張り替える事にしました。
波板の撤去作業中です。
暗くて分かりずらいですが、美観性も求めた色に決めました。